昨年は能登半島地震に加えて奥能登豪雨と、大きな災害に見舞われた年でした。地震から1年半が経過していますが、復興への道のりはまだまだ険しく、さらには人手不足、物価高騰など、事業者は厳しい経営環境に置かれています。
こうした状況の中、昨年度、私たちは災害復興支援活動に積極的に取り組みました。震災で廃業という窮地に追い込まれている青年部員を励まし、事業継続に導くなど青年部の団結力を示すとともに、各地での片付け作業ボランティアやイベント開催により、被災して元気を失っている地域の活性化に努めました。
また、政策委員会の事業では、事業継続計画(BCP)について学び、経営者として必要な災害に対する備えや被災後の事業継続に必要な知識の習得を図りました。
石川県復興元年と位置付けられる本年において、さらなる復興の前進を図るため、私たち青年部員は仲間たちと団結し、地域の事業者だからこそできる行動とは何かを考え、「不言実行」をモットーに、かけがえのない地域の為に、復興へむけて歩み続けます。
また、全国の青年部からいただいた支援や励ましへの感謝の気持ちを忘れずに、全国の自然災害被災地に対する支援対策の充実を図ります。
さらに、令和8年度は県青連創立60周年を迎える節目に当たることから、60周年記念事業の実施について準備を進めます。
令和7年5月
石川県商工会青年部連合会
第26代会長 二口 将大